きちんと細分化する

『細分化』は音楽が分かりやすい

私は、幼稚園の年長だったか、小1だったかの頃からか、20歳以上まで、ピアノを習っていました。

ピアノを習っていたといっても、前向きに通っていたわけではありません。

練習も全然しませんでした。

教室の中の30分が、1週間の練習時間の全てだった時期だって、圧倒的に長いのです。

ちょっと頑張れば…

それでも、曲によっては、『全音ピース』の最高レベル”F”を弾けます。

また、たいていの曲は、ちょっと頑張れば弾けるようになるという自信もあります。

楽譜をなぞれるようになるだけで、「上手に弾けるようになる」とは言っていません(笑)

なぜ、「たいていの曲は、ちょっと頑張れば弾けるようになる」なんて思えるのか。

それは、取り組み方を知っているからです。

小節に分けて練習する

どうしても弾けるようになりたい曲があったとしましょう。

そしたら、1小節に1時間かけて練習すればよいのです。

さすがに、1小節に1時間もかければ、上手かどうかは置いておいて、その小節はちゃんと弾けるようになるでしょう。

難しい小節なら、まずは右手を、見なくても弾けるぐらいまで練習します。

それができるようになったら、左手を、同じように練習します。

どちらの手も、見なくて弾けるようになったら、合わせてみましょう。

でも、たぶん間違えます。

右手も左手も、それぞれちょっとずつ修正しながら。

できるようになるまでやれば、できるようにならないことはありません。

小節をつなげる

何個かの小節を練習したら、つなげて弾いてみます。

もちろん、ここでも、ミスをしたり、忘れたりしてしまうでしょう。

そしたら、そこを徹底的に練習する。

そうやって、完璧に弾ける部分を、少しずつでも増やしていけばよいのです。

何時間かけてもいい

全部で50小節あるなら、50時間でも、100時間でもかければよいのです。

500小節あるなら、500時間でも1000時間でもかければよいのです。

だって、今練習している目的は、「弾けるようになること」ですよね。

「弾けるようになるまでやる」か「途中であきらめる」か。

それ以外の選択肢はありません。

これが『ちょっと』?

『ちょっと』だと思いますね。

だって、きちんとやりさえすれば、できるようになるんです。

世の中、きちんとやっても、かなわないことだらけです。

その点、やりさえすればできるようになることは、やるかやらないかなので、やってみること、「ちょっと頑張ってみること」の範囲じゃないでしょうか。

プロを目指すなら…

もちろん、プロになって、素晴らしい演奏ができるようになろうと思ったら、そんな練習では当然ダメでしょう。

私はピアノの天才・ピアニストを目指す練習について説明したわけではありません。

もう一度言います。

楽譜をなぞれるようになるだけで、「上手に弾けるようになる」とは言っていません(笑)

一方、ピアノの天才・ピアニストを目指すなら、こんな努力じゃ全然足りないわけです。

時間をかける意味は?

そんなに時間をかける意味があるのかって?

だって、今の話は、「どうしても弾けるようになりたい曲」の話をしてるんですよね。だから、できるようになるまでやればいいのです。

もちろん、もっと効率的な取り組み方があるかもしれません。

他の曲をもう少し練習してから取り組んだ方が、効率がよいのかもしれません。

でも、それはそれ。

いずれにしても、「できるようになりたい」時に大切なことは、「できるようになるまでやる」ことなのです。

ちなみに…

ちなみに、『幻想即興曲』のように、右手と左手のテンポが異なる曲や、『月光ソナタ(第三楽章)』のように、超絶な早さで弾かなければいけないものは、このやり方でも、私のレベルで弾けるようになる気はしません。

だから、「たいていの曲」という言い方をしたのです。

なお、何曲か、一生かけて、これから30年でも40年でもかけて、弾けるようになりたい曲があります。

なかなか、1日に1小節の練習もできませんが。これは所詮、私の覚悟の問題なのです。