ホームページ制作を発注する時の注意点

ウェブ制作契約はトラブルが多い!

ウェブサイト制作の契約は、日本全国、企業規模を問わず、トラブルが非常に多いです。

ただし、ウェブ制作会社側が「こんな会社の仕事、受けるんじゃなかった」という場合は、それは単に、ウェブ制作会社や担当者の力量不足ですから、トラブルになるケースは多くありません。

世の中にあふれているのは、発注する側の不満が大半なのです。

よくあるトラブル

よくあるトラブルは以下の通りです。

・思っていたホームページと違う
・思っていた料金と違う
・思っていたサポートと違う

このような不満が出る場合、契約書をきちんとチェックしないまま、お金を払ってしまったという場合が多いです。

このようなトラブルを法律はどう扱うか?

法律は、「きちんとチェックしないままお金を払ってしまった方が悪い」と評価するのが通常です。

法律が保護できるのは、以下の2つの類型です。

  • 書かれている内容をやってくれない場合
  • 書かれている内容に嘘があった場合

ですから、契約書で、『何をどこまでやってくれるのか』をきちんと確認しないまま発注してしまった場合、後からどんなに「不十分」と思っても、法的に守ってもらえることは少ないでしょう。

全額先払いは避けたい

報酬は、通常、着手金と完成時など、2回かそれ以上の回数に分けて支払います。そして、完成後は、サーバー費用やサポート費用を支払うだけになります。これは通常、月額になっています。

もし、ウェブサイトが完成する前に、ウェブ制作費用を全部支払ってしまったら、どうなるでしょうか。

  • 修正を依頼しても、なかなか修正されてこない
  • 修正のクオリティが高くない

こうなってしまうのもしょうがありません。

業者としては、もらうべきお金はもらってしまっているのです。もうとりっぱぐれがありません。

「納期をきちんと守ろう」という意識も、「頑張って高いクオリティに仕上げて喜んでもらおう」という意識も、まだ支払ってもらっている場合よりは、下がってしまいます。

リース契約(及び分割払い)も避けたい

ウェブ制作のリースや過度の分割払いも、最悪な状況に陥りやすいです。

このような契約の場合、契約書に以下の条項がついているのが通常です。

  • 〇年間は解約できない
  • 解約する場合には違約金〇万円
  • 著作権はウェブ制作会社に帰属

解約したいと思っても、「〇年間」については、追加の費用を払った上に、ウェブサイトを放棄する形でしか、解約することができません。ウェブ制作会社に非常に有利な契約形態ですから、仕事が手抜きになる場合は少なくありません。

契約にあたって大切なこと

資金的な問題で、分割でなければ依頼できないというような場合もあるでしょう。

きちんとしたホームページを作るには、数十万円の支出は避けられません。それをポンと支払える中小企業なら、分割にする必要がそもそもありません。

まずは、きちんと契約書や仕様を確認しましょう。どちらの会社にどういう有利な条項が設けられているか。それがよく分からないまま契約してしまうのは、良いことではありません。

どんな支払い形式でも共通の話です。もちろん、ウェブ制作会社に有利すぎる契約内容なら、契約しないことをお勧めします。


ウェブサイト管理者

私立開成中学・高校卒
私立上智大学法学部・法学研究科卒

広告代理店・経営コンサルティング会社を経て独立。法律・広告などの知識をバックグラウンドに、幅広い分野で活躍。大手企業他、官公庁の広告類や就業ルール改定なども実施。海外進出のプロジェクトマネージャーや、大手学習塾や社会保険労務士法人における現場責任者の経験もある。

プライベートでは、国内外及びオンラインのポーカー大会に参加。5218人が参加した大会で準優勝など。世界一を目指して研鑽中。


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